3Dプリント農園

3Dプリンターでの出力ノウハウを書き留めとくとこ

ELEGOO MARS pro 開けました。

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 実はうちにも来てました。

ELEGOO MARS proくんのAmazon在庫が5月くらいに復活してたので

ついうっかり買っていたのでした。

 

しかし、

昨今のウイルス蔓延によるイベント中止やらなんやらでモチベが下がっており開封しないまま二月近く寝かせてしまっていた始末。

 

 

そんな折、一台目のMARSが湿気からか故障!

USB読み込み途中でエラーを吐いて止まる!

(これもそのうち顛末まとめますね)

開けるっきゃない!

開けるか!

開けていきましょう。

 

無印MARSくんの開梱記事はこちら。めっちゃ良かったので2台買った。

www.3dfarmer.net

 


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開けました。

おめでとうございます。

 

 

緩衝材のスチロールは簡素なただの板状になっていて

無印MARSくんのモナカ型の物より取り出しやすいけど保温材として再利用できないタイプになってますね。やや残念。


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基本的には無印MARSと同じで本体+同梱品の箱という構成です。

あとマニュアルもついてる。


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同梱品一式はこんな感じ。

 

 手袋× 3
レジン切りホルダー× 1
計量カップ×1

アーレンキー大小× 1

六角ドライバー×1

ニッパー×1

予備ネジ×2
金属スクレーパー× 1

プラスチックスクレーパー*×1
レジンストレーナー×10

マスク×3

 

無印MARSと比べるとスクレイパーがちょっと上等なやつになってたり、マスクが剥き身になってたり、余りの樹脂を切るためのプラットフォームホルダーがFDM出力品からインジェクション成形になったりしています。

 

※中国の法規制の関係で6/1出荷分よりマスクが同梱されなくなったとの事。

 こんなとこにもコロナの影響が…。

 

 

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新規に採用された蓋用のゴムカバーが嬉しい。

 

無印MARSだとこの端面が樹脂とかIPAで侵されてベタベタになり

本体側に張り付いてしまうんですよね。

接着された状態なので臭気漏れはないんですけど、毎度カバーを外す時にはちゃめちゃな力業を要求されていたので嬉しいアップデートです。


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ビルドプレートもバージョンアップ。

Z=0調整ネジの径が太くなり、レンチでナメにくくなっています。嬉しい!

プレート表面も良くなっており、NC切削で同心円状のミゾが彫られた形に。

爪切りのヤスリのとこみたいな質感ですね。

 

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無印では240番とかで軽く荒らさないと食いつきが悪かったのですが、コレなら最初からしっかり出てくれそう。

 

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リニアレールもちょっと剛性が上がってます。

トップエンドは相変わらずナシ。

(初期ロットのMARSにはカップリングもトップエンドもあったらしい)


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照射面周辺も形状が変わっており脱臭ファンが右奥に新設。

活性炭フィルター内臓で臭わないよ!というのがウリのようですが

レジン洩れると内部に流れ込んで致命的な事になる危険な穴なので


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即塞いでしまいましょう。

 

ファンのケーブルも抜いてしまいたい所ですが、面倒なので取り急ぎ手前側半分を塞いじゃいました。

液晶の周りもレジン洩れ防止にマスキングテープで覆っておきます。


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筐体裏面からUSBのコネクタが削除され


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前面に来ました。

今回のアップデートの中でも一番嬉しいですね。


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ACアダプタも無印とは異なるタイプの物が同梱されてます。

ケーブルも3ピンなってしまったので、

こういうのとかこういうの用意しておくと吉。

 


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新ACアダプタ
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旧ACアダプタ

 

1A増えて60Wから72W仕様になりました。

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消費電力アップはパラLED化のためですね。

無印に比べると光量強いしムラが少ない気がします。

無印がanycubic grayレジン0.05mmで6~9秒程度の照射時間でしたが

proは4秒くらいでも良さそうかも。

 

 

 安定感があるのでもっぱらコレを愛用してます。

 ELEGOOのレジンは使ったことないのですが、ラベルこそ違えどanycubicのと同じボトルなのでOEMの同等品なのかしら…


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UIもちょっと変わってシンプルなデザインに。
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レジンタンクのクリーニングボタンが実装されたの嬉しいですね。

 

以前は照射面全面サイズの板をモデリングして

それをプリントする事で全面硬化→FEP表面のゴミごと固めて掃除…

という作業をしていましたがproならボタン一発なの楽でありがたい…。

 

そうそう、ELEGOO製品付属のUSBメモリはあんまり安定しないので

 Transcendあたりのやつに置き換えると吉です。

 32GB以上は読まないらしいので8~16GBくらいが良いのでは。

フォーマットはFAT32じゃないと読んでくれないのでこちらもご注意下さい。


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早速旧MARSのファイルでテストするかーと思ったら読み込まないでやんの。

なぜ?

 

調べて試してみたところ、

無印MARSはChituboxの.cbdlp拡張子のスライスデータを読んでたんですが、

proはバージョンアップしたChituboxの.cbtで書き出したファイルしか読んでくれないようです。

無印MARSは何故かphotonSlicerのファイルすら読んでいたのに…なぜ…。

 

cbtで書き出したファイルは無事読んでくれまして今テストプリントを開始しました。出力され次第無印MARSとの比較もしなきゃですね。

 

 

 

近日中にやります。

 

やるぞ!!!!!!

 

 

 

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